読み込んだ画像がボケるのは小数点が原因-Affinity Photo
も・く・じ
ここではAffinity Photoの数ある機能の中から主にブログサイトや商品・サービス紹介サイトでの利用を前提としたweb用画像の作成・加工についての使い方をご紹介します。
(記事中の画像もAffinity Photoで作成してます)
基本的な使い方はこの下にある「使い方記事一覧」をご覧ください。
それ以外の知ってればより効率アップのTips系記事はこちらにまとめてあります。
※Affinity Photo使い方記事一覧
- なぜweb用画像作成・加工にAffinity Photoを選んだのか
- 新規ドキュメントの作成と保存
- 編集画面の概要
- 移動ツールの挙動一覧
- 画像の取り込みとラスタライズ化
- 画像切り抜き(範囲選択)は2つのやり方を覚えておけばほぼ大丈夫
- とりあえずカーブだけは覚えておきたい(1.明るさ補正編)
- とりあえずカーブだけは覚えておきたい(2.色味補正編)
- PSDも展開可能な画像の読み込み(配置)
- 画像の出力(書き出し)はどの設定がおススメ?
- 細かすぎるスナップ設定は自分好みにカスタマイズすべし
- ガイドの賢い使い方
- 読み込んだ画像がボケるのは小数点が原因 ←いま見ている記事
- 【スタイルを貼り付け】の挙動一覧
- 2種類のフィルターの使い分け
- 余計なモノを隠す(モザイク・ぼかし編)
- 余計なモノを隠す(5つの修正ツール編)
- 2種類のテキスト縁取り(境界線)の使い分け
ある日のこと、Affinity Photoで作業をしていたら、
ん?なんかボケてる?
最初のうちは気がつかなかったんですが、ふと気がついたら読み込んだ画像がちょっとボケてるんです。
でもボケずに普通に読み込める時もあるんです。
その原因は…”小数点”にありましたってなんのこっちゃ。
画像がボケる時とボケない時の差とは
ボケが生じる時のサンプル画像が用意できたのでご紹介します。
同じ2枚の画像ですが、左の方がわずかにボケてるのがわかるでしょうか。
(キャプチャ画像をJPEG出力してるので差がわかりにくいかも)
なんで同じ画像なのにボケる時とボケない時があるのか。
それは変形スタジオを見ていたときのことでした。
(”スタジオ”って今でもピンときませんね)
コチラ↓がメニューの【表示】→【スタジオ】で「変形」を表示させたキャプチャ画像です。
ボケ画像側は小数点以下まで表示されてるのにクリア画像側は整数になってます。
違いはここぐらい。
(画像配置時の左上のx座標とy座標の数値)
そこで試しにボケ画像側の数値を整数にしたみたところ、見事ボケが解消したんです。
これまで画像加工いろいろやってきましたが座標が小数点表示というのは初めての経験です。
(Fireworksは小数点以下の入力は不可でしたから)
なぜ小数点以下の細かい数値まで表示(計測)されるのかその辺の仕様はよくわかりません。
とにかく画像読み込み時の座標は整数にしておかないとクリアな画像で表示されないようです。
困るのはどういう時に小数点以下での配置になるのかがわからないってこと。
(たまたま整数表示ってこともありますから)
単に画像配置する時のマウスの離しどころってだけの問題なんでしょうかね。

特にテキストが含まれるような画像はボケが生じるとかなりきついです。
常に整数表示にする方法
さて原因と解決方法はわかりましたが、画像読み込みのたびに小数をいちいち整数に変更するのは効率悪しです。
そこで常に整数での読み込みにならないものか調べておりましたらありましたよ。
スナップ機能の中に。
上記機能はツールバーのスナップ専用アイコンをクリックしてもいいし、メニューの【表示】→【スナップマネージャー】を開いて同名の項目にチェックを入れることでも有効化(ON)されます。
有効化すると画像読み込みの時点で整数での座標にしてくれます。
また(小数表示になってる画像も含めて)画像移動時は整数単位(1px)での移動にしてくれるので、こちらも画像がボケることはありません。
マウスではなく矢印キーでの移動だと小数は解消されません。
スナップ設定は自分好みにカスタマイズ…詳細はコチラ
一応これで画像のボケは防ぐことはできます。
【Affinity Photo ver.1.9.2で検証済】
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