不織布ケースで保管しておいたブルーレイディスクが再生できなくなってた
も・く・じ
ブルーレイディスクってそんなにヤワな素材だったのかとあらためて認識させられた話です。
ディスクにダビングして安心しきってた
先日、ブルーレイディスクに録りだめしておいた映画をひっさしぶりに見てたら、途中で映像がフリーズしちゃいまして。
DVDディスクの時はフリーズ障害も割とあったんですけど、ブルーレイディスクに変えてからは初めてのことでちょっとびっくり。
そこは”まあまあまあ”と自分を落ち着かせてそのまま再生が始まるのをじっと待っておりましたよ。
ところが…いつまで経ってもウンともスンとも言わないんだな、これが。
なので一度強制ストップして再度再生を試みたらまた同じような位置でフリーズするじゃあ~りませんか!
こりゃあディスク面にキズでもついたか?と思ってディスクをチェックしたみてもキズらしいキズは皆無。
さて、困りました。
三度試みたものの、やっぱり再生が途中で止まっちゃうンですもん。
ふてくされた私は急に映画熱も冷めてしまい、「まあ、こんなこともあるだろ、また後で見ればいいか」ぐらいの気持ちでそれ以降はフリーズしたことなどきれいさっぱり忘れて毎日を過ごしていたんです。
そんなある日、Feedlyで流れてきた一片の記事を読んで、忘れていた記憶がど~んと蘇ってきました。
(そんな大げさなモンじゃないですが)
それがコチラの記事。
『これ、やってませんか?ブルーレイディスクを不織布で保管していると…』
タイトルからもわかるように、私もブルーレイディスクを不織布ケースに入れて保管しておいたクチなのです。
しかも録画した番組を”あとでじっくり見る”予定で何枚もブルーレイにダビングしてせっせと不織布ケースに保管してたっていう。
不織布ケースが元凶?
あ、不織布ケースってコレね。
見たことあるでしょう
ちなみに不織布っていうのは、繊維を織らずに接着したり絡み合わせたもののことだそうです。
これと対極にあるのが、繊維から作り上げた糸で織った「布」です。
なんで不織布ケースかと言えば答えは一つ。
保管場所をとらないから。
ダビング用に録画用ブルーレイディスクを買ってくると必ずといっていいほどハードケースに入ってますでしょ。
私の場合、ダビングが終わったブルーレイはそのハードケースに戻すことなく、これまたわざわざ新たに購入した不織布ケースにせっせと移し替えていたもんです。
その方が保管しやすいから。
用のなくなった空のハードケースはそのままゴミ箱行き。
しか~し、これがもしかしたら保管間違い?だったかもしれないというんですよ。
というのもブルーレイディスクは記録する層がとても薄くてほんのわずかな”でこぼこ”も写しちゃうみたい。
そのでこぼこがディスク面に付いちゃうと二度と取れずに再生不良を起こすんですって。
あ、そうそう、ブルーレイディスクは”blue-ray”ではなくて”blu-ray”だってこと、知ってました?
青紫色半導体レーザーを用いた新世代光ディスクなんで”blue”-rayなんだけど、なんか商標の関連で”blu-ray”にしたみたいですね。
それはどうでもいいとして、さっそく再生がおかしかったブルーレイを調べてみたら悲惨なことに…。
下の画像のように見事にへんな模様が付いちゃってましたことよ。
このアザみたいな模様、拭いても拭いても全~然取れません。
こびりついちゃってる感じですね。
そんなわけで、ダビングしたブルーレイディスクの中から模様が転写されていた50枚近くのディスクを全部チェックしたら、ほぼ半数近くのディスクに不織布の跡発見!
いやぁ!
せっかく画質まで指定して録りだめしておいたディスクが全部パァ~なの?
1枚50GBのブルーレイディスクやぞ?
(おもわずエセ関西弁が出てしまいました)
損失額は、損失額は…?!
とりあえず、模様のついちゃったディスクをざ~と再生して調べてみるしかないですね。
尺も尺なんで簡易的に再生チェックしてみたところ、再生が途中で止まったり最初から再生できなかったものは全部で3枚程度。
思ったほど多くはなかったのが不幸中の幸いか。
その後、やはり模様の付いた別のディスクも何枚か通常再生してみたんですが、再生不良だったのはわずか1枚のみでした。
模様が入っているからと言って必ずしも再生不良になるとは限らないようです。
でも再生不良の症状が出たのはディスクに模様の入っていたヤツばかりだし、クリーニングしても症状は改善しなかったので、再生不良の原因はほぼ転写跡によるものだと考えていいでしょう。
私にとって一番きついのが、WOWOWで定期的に放送されてるBBC放送のネイチャーシリーズ。
動物を中心とした自然をテーマにしたもので、レコーダーの画質を最高レベルにして録りだめしておいた貴重な録画物なんです。
これらが再生不良になっちゃうと私の痛手なんてハンパなものではなく、おそらく廃人同様に落ち込むレベルのものです。
それら(BBCシリーズ)を目視でチェックしたら30%近くのディスクに同じように不織布の模様が付いてましたとさ。
ただ幸いにも再生不良の症状は発生しなかったので、ホッと胸をなでおろしているところです。
不織布ケースはもう使わない
じゃあ、今後どうするかってことですが、一番いいのは空のハードケースに1枚1枚保存することだそうですね。
いやいやこうなることがわかってるんだったら空ディスクを購入した時についていたハードケースを全部捨てるんじゃなかった…といってもあとの祭り。
しょうがないのであらためて空のハードケースを買いに行ってきましたよ。
しかも空なのにけっこうな額するし。
モノを買うときにこれほど躊躇したことはありませんぜ。
だって今までポイポイと捨てていたのをお金を出して買い戻すみたいなことをやってるんですから。
とりあえずBBCのネイチャーシリーズは最優先にハードケースに保管し直しました。
案の定、保管場所を取ります。
でも仕方ないかぁ、今のところは。
ということで私はハードケースに入れ直しでしたが、ちまたにはブルーレイ対応不織布ケースっていうのも売られてるみたいですね。
効果のほどはわかりませんが、試してみたい方はどうぞ。
私はやりませんけどね。
BD対応の不織布にすりゃいいだけでしょ