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記事公開日:2014.3.28
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謝恩会で見た!小学生がスマホ片手に無言で周りの友達と会話するシュールさと我が娘が取り残されるという現実

この記事は最終更新日から10年以上経過しているため現状にそぐわない可能性もあります。

4月から中学生になる我が娘の卒業式が無事終わり、その後の謝恩会に娘と参加したときの話です。

謝恩会と言えば、私の世代(50代)になると、お世話になった先生に感謝の意を表し先生と保護者と卒業生が和やかに談笑するというのがイメージとしてあります。

ところが最近の謝恩会はどうもかなり違っているようで。

私が感じた一番大きな違和感というのが子供たちのスマホ依存度です。

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ほぼほぼスマホ

最初のうちはおとなしくしていた卒業生でした。

ところが一人がiPhoneを取り出し何やらポチポチと。

するとほどなく娘の周囲にいた子供たちもほぼ一斉にスマホを取り出しポチポチポチ。

これ、実はLINEです。

 

そのうち進行役の方がスマホの使用を控えるように声高で叱ってくださいました。

そりゃあそうでしょう。

スマホを持ってない人もいるし、先生にも失礼だし、会話もなくなりますからね。

その後はいったんおとなしくなった子供たちでした。

 

大人たちが談笑する中で子供たちは何しているかというと、みんな手持無沙汰のご様子。

喋ることないんかい!と思わず突っ込みそうな雰囲気です。

 

しばらくするとまただれからともなく今度は隠れてこそこそスマホをいじくり始めます。

…十数秒後。

ほどなく娘の周りの友達がポケットに手を突っ込んでスマホを取り出し、またポチポチポチと。

もうそこからは歯止めがききません。

数歩歩けば話しかけられる距離に友達がいるというのにわざわざLINEで会話するという摩訶不思議な世界。

もっともそう思うのは私みたいな旧世代だけで今は当たり前の光景なんでしょうか。

その状況がわからないでもないですが、それにしても相手の顔を見ることなく黙々と画面に向かって文字を打ち込んで会話しているさまには驚きを越してシュールさを感じてしまいます。

シュール:シュールレアリズムのことで本来の意味は「超現実主義」。

でもいつのまにか「非現実的、奇抜、難解」という意味でも使われるようになっています。

割合でいえば、その会場にいた卒業生の約半数がスマホを持っていました。

実はこの割合は、これから中学生になるということで年末年始に新規でスマホを買ってあげた親御さんが多かったという裏事情もあります。

それにしても参加したまだ12,3歳の子供の約半数がスマホという現実はちょっと信じがたいです。

 

しばらくすると…スマホを持ってる子供たち同士の小さな輪がそれとなく生まれ始めます。

一方、友達作りの下手な我が娘はスマホをいじってる仲のいい友達の脇で何もすることがなくなりただ立ち尽くすだけになります。

うちの娘には携帯すらまだ与えてません。

長男だって大学に入ってやっとiPhone を持つことを許したぐらいです。

LINEが一通り終了するとまたみんなで話ができるようになります。

それでも何らかのメッージが送られてくると友人は娘との会話をさえぎりLINEを優先します。

するとまた娘はその輪から仲間はずれになってしまいます。

ほどなく孤立します。

こうなるとかたくなにiPhoneなんてまだ早い!とも言えなくなるわけですよ、親としては。

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いじめの心配がないこともない

現実問題として「LINE に参加できない→仲間はずれ」という図式になってしまう娘を見ていると、安易かもしれませんが親としては「やっぱりスマホを買い与えないとダメなんだろうか」と考えざるを得ません。

もちろんそんなの気にせず自分の教育を貫けというご意見もあるでしょう。

でももう一つの問題として、LINEがある意味当たり前の通常の連絡手段になっているという現実もあります。

つまりスマホを持ってないと情報を共有できないということです。

なおさらそれが孤立に拍車をかけるわけです。

 

いますぐ娘にスマホを買ってあげればことは解決します。

うちの奥さんは娘が仲間はずれになるのはとても見てられないということでiPhoneを買い与える方向で考えてますが、はたしてそれでいいのかなぁという思いは私にもそしてもちろん妻にもあります。

人間性を見失うとまでは言いません。

ただなんでもかんでもスマホ次第っていう世界に早くから慣れさせてしまっていいもんだろうかっていう不安ですね。

中には経済的にスマホを与えられない親御さんもいるでしょう。

毎月の支払額は決して安くはないですから。

そうなるとスマホを持っている・持ってないという単純な事実だけで友人関係が変わってしまいかねないことに大いに違和感を覚えちゃうんです。

 

とりあえず3ヵ月様子を見て判断することにします。

理屈はどうであれ、スマホを持ってないがために学生生活に大きな支障が出るのであれば仕方ないでしょうから。

それ以外にも女の子だから「防犯上の理由」で持たせるという大義名分もあることにはあります。

でも長男がこれを聞いたらなんというか。(笑)

激怒するでしょうね。

(オレなんかこの前やっとiPhoneデビューなのに中学生でもうiPhoneかい!)

なんてね。

実は長男も高校卒業まで携帯電話だったためLINEに加わりにくく、友達との関係が疎遠になっていったという隠れ事実があります。

(携帯はLINEがやりにくいんだそうです)

そう意味では長男には寂しい思いをさせてきたなぁという苦い思い出もあることはあるんですよね。

あ~、それにしてもスマホを持ってる持ってないというだけで人間関係に大きなミゾが生まれかねないなんてシュールとしかいいようがないんですけど、どうなんでしょう。

スマホというか、実際にはLINE文化なんでしょうけど、ね。

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