”正社員”ってどれだけエライもんなのか
も・く・じ
本日の朝日新聞1面に載ってた「マクド難民」。
例年、年末年始は必ずといっていいほど「◯◯難民」や「リストラ」の記事で新聞の1面を飾ります。
今年はいったい何人いや何百人の人が職を、家を、失うのでしょう。
私もかつてこだわった”正社員”という肩書
”正社員”がもてはやされたのは一昔、二昔前までの話です。
今や正社員でさえ明日の安心は保証されてません。
一流企業と呼ばれた会社に入りさえすれば将来は保証されたような二昔前は、それはそれは周囲からうらやましがられたものです。
究極の選択・公務員が名だたる一流企業か。
しかし親御さんも安心しきっていた”安定”の時代はとっくに過ぎ去りました。
夜をさまよう「マクド難民」という見出しの本日付け朝日新聞。
大手メーカーの工場で請負の仕事をしていた30代の男性が、深夜営業の店を渡り歩いてはや1年になるという記事です。
ネットカフェに泊まる金すらなく、テーブルにうつぶせになってかろうじて体を休ませ、昼はパチンコ店のソファで仮眠をとり、かろうじてありつけた土木作業の仕事で食いつなぐ日々。
他にも、派遣社員として働いていた40代の男性が仕事を切られ、明日をも見えない不安な中でのカフェでの束の間の休憩…。
体を横にできない、足を伸ばせない辛さって、想像しただけでキツイもんがありますよね。
正月明けからあまり見たくない記事ですが、現実です。
数から言ったら決して多くはないのかもしれません。
でも仕事がない、家がないという現実がそこには確実にあります。
派遣さんも大変っちゃ大変です
私がかつてサラリーマンだったころ、倉庫の仕分け作業で派遣さんと一緒に労働作業をしたことが何回かありました。
彼らは昼休みになると、食事もそこそこに携帯片手にスケジュール帳とにらめっこです。
「明日の仕事、まだ決まってないんだよね」
「翌日の仕事があるかどうかの毎日のチェックで携帯代がハンパなくて」
「体こわしていつの間にかクビ。それからは何やっても、ねえ」
「定職につければ一番だけど、全然無理っす。ここで雇ってくれませんか(笑)」
彼らと話すとこんな話ばかり。
私もすでに何回かの転職後だったので「大変だなぁ」ぐらいの気持ちではなく、「ホントにどうなるんだろう、この先彼らは」と心底心配したもんです。
といっても何もできませんが。
今ならネットビジネスの可能性を勧めているでしょうか。
いやいやネットビジネスも片手間でできるほどやさしくはないですから、簡単に勧めちゃいけませんね。
40を超えての転職は厳しい
30代での再就職も難しいのに、40代、50代での再就職はとても厳しいです。
よほどの人脈と運があってやっと次の仕事にありつけます。
だから『自分だけは安心』なんて保証はもうどこにもないと思ってこれからのことを考えておくべきだと思うのです。
人生を楽しまずに生きろというわけではなく、安心という座布団の上にあぐらをかきっぱなしの生活は考え直した方がいいということなんですけど。
ホントに明日はどうなるかわかりませんよ。
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