「外に出たくない病」を克服できると道筋が見えてきます
も・く・じ
会社をやめてその後の見通しもまだ立ってない時に私が最初に感じた『負の意識』は「昼間、外に出たくない」というものでした。
昼日中に普段着で外出する姿を何度も見られれば周囲からはきっと「あの人、仕事ないんじゃないの?リストラされたんじゃないの?」と思われているに違いないという被害妄想のせいです。
これを克服できないうちは「進むべき方向を見極める」チカラが弱いままです。
克服するのに3ヶ月
突然、会社が閉鎖になりました。
突然、解雇を言い渡されました。
長期療養の病気にかかってしまい会社に居づらくなって辞めました。
これらを他人事だとのんびり構えていると明日は我が身かもしれませんよ。
実際にその状況になった時、あなたは昼間、大手を振って堂々と外を歩けますか?
午前中に、ご近所の主婦と何度も顔を合わせて平気でいられますか?
ハローワークに入るところを見られても平気ですか?
私は全部ダメでした。
ネットビジネスで食ってやるぞという意思は大いにあったものの、いざ会社を辞めて自宅仕事になったとたんに昼間の外出がコワくなってしまったのです。
『あの人、仕事ないみたい』と絶対に思われてる…
『リストラされたんじゃないの?』と絶対に陰口叩いてる…
なんのことはない、自分の「体裁」を考えてのことです。
そんなことになるわけないだろうと思っているあなた、なるんですよ。
自由に動き出せるのは夕方6時以降です。
その頃なら家に帰ってきていても不思議ではない時間帯だからです。
体裁を気にしすぎだろうと怒られもしそうですが、実際に仕事をもっているときと持ってない時ではたとえそのフリをしたとしても気の持ちようが違います。
だから50代男の、普段着での昼間の外出はかなり勇気のいるものでした。
(30代の頃だったら多分平気だったでしょう)
失業保険をハローワークに取りに行く時や食材の買出しに行くときはマンションのエレベーターに乗って外出します。
そういうときはできるだけエレベーターが動いてないのを確かめてから乗り込んだものです。
乗り込んだエレベーターが下がっている間はひたすら「誰とも会いませんように」と祈るばかり。
願いに反して途中で止まると、す~と血の気がひくのがわかりました。
それでも入ってきた人には「今日はたまたま休みなんです」というようなそぶりでできるだけ平静を装って挨拶します。
でも顔色はきっと悪かったと思います。
外へ出れば今度は下を向きながら歩きます。
平日の昼ひなか、50代の男が普段着姿で歩く姿は知り合いには見られたくもありません。
いや見られてしまうのは仕方ないとしても、ご近所さんに見られたという事実を認識してしまうことがイヤで下を向いて歩いていたものです。
例え自宅で仕事をちゃんとやっていたとしてもまだまだ稼ぎの少なかった私はどうしても「堂々と外を歩けなかった」んです。
そうなると気持ちも落ち込むしパソコンに向かって作業していても素晴らしいアイデアなんて一向に浮かんできません。
「外に出たくない病」のせいです。
収入がないというのはとても辛いもんです。
『外』に対しても『内』に対しても。
「自宅仕事なんだよ」ってな顔をしていても所詮うわべだけのものなので心の中は寒いままです。
焦りが最大の禁物
でも、ある日ふと気づきました。
うちの奥さんも働いてます。
でも当時の私の状況に何の文句も言わなかったんですね。
貯金をやりくりしながらやってることはうすうす感づいてはいたのですが、彼女の口から出るのは「3年後にはファーストクラスで海外に連れてってくれるんでしょ?」
3年後、ですよ。
つまり『焦る必要はないし、信じてるから』という彼女なりのやさしさでした。
それがわかってからは「体裁にこだわっているようじゃ見込みなし!」と自分に無理やり言い聞かせるようになりました。
積極的に外にも出るようになりセミナー等にも出るようになりました。
マンションの管理人さんに出会っても普通に話せるようになりました。
顔見知りに合っても世間話ができるようにもなりました。
そのうち絶対に結果を出してやるという意識が今まで以上に強くなったからです。
なにより歩く姿勢がよくなりました。
それまで停滞気味だった作業も一気にスピードアップ!
変わるもんですね。
堂々と胸を張ろうよ
このブログの読者さんはどちらかと言えば30代より上の方々が多いです。
もちろん意識的にその方たち向けに発信しているということもありますが。
その人たちに以前から何度も言ってますが、「オレは平気さ、安定してる」と思っててもそれは自分だけの思い上がりかもしれません。
世間は自分の考えとは全く逆に進んでいるかもしれないのです。
そういった人たちに限って、仕事がなくなった時の落胆は大きいものです。
私のように家を出たくなくなる人もいるでしょう。
でもそこはぐっと強気に出て昼間から堂々と外に出るようにしましょう。
気の持ち方次第で、進むべき方向がどんどん見えてきますから。
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