上腕式血圧計を購入する際、メタボ気味の方が絶対にチェックすべきポイント
も・く・じ
50歳を過ぎるとさすがに若い頃のようにツッパってもいられなくなります。
お腹もたるみ、体力も衰え、おしゃれに気をつかう気力もなくなり…気になるのは衰えてきた自分の体のことばかり。
そうはいってもアタマでなんとなく「健康に気を使わなくちゃ」と考えるだけで、実のところは自分の体のことをそれほど本気になっては考えてなかったりする自分もいるわけですよ。
それでも母親の病気をきっかけに少しは本気にならんとまずいと思い、重い腰を動かしてまずは血圧を定期的に測るべく血圧計の購入からスタートしてみましたよ。
ここへきて薬局に備え付けの血圧計でたまに測らせてもらう血圧がじわじわと正常範囲から外れるようになってきたからです。
とうとう血圧計を買わないといけない世代になったかと思うとちょっと複雑な気分。
血圧計のメーカーはどこがいい?
血圧計を購入するにあたり、珍しく悩んだのがメーカーです。
私、メーカーにはそれほどこだわりがありません。
いいと思うものを買う、これだけです。
もっとも 20年前・30年前ならSONY やナショナル(現Panasonic)、三菱、CANON…など国産メーカーへのこだわりはあったかもしれません。
でも今はどこも純国産なんてほとんどないだろうし技術力も発達してきているので、メーカーを気にすることなんてめったになくなりました。
ただ直接健康にかかわるモノだけはどうしても信頼性のあるメーカーのモノを買いたいという欲求だけは今も続いています。
血圧計に求められるモノと言えばやっぱり『正確さ』ぢゃぁないですか。
そうなると私の中でのイメージはテルモかオムロンになってきちゃいます。
もちろん両者だって突き詰めれば”純”国産ではないでしょう。
おそらくアジア圏で作られてることでしょう。
でも血圧計という体内の状況を具体的に数値化するような商品はどうしても気分的なものも作用してきます。
そういう意味では”メーカー品”にこだわりたいわけですよ。
ネットを調べてもほとんどがテルモかオムロンの製品で占められていますしね。
血圧計のタイプ
次に悩んだのが『上腕式』にするか、『手首式』にするか、です。
価格が安いのは手首式です。
使い勝手が簡単なのも手首式です。
でも(私が知る限りでは)どのお医者さんも正確さにおいては『上腕式』を勧めるんですよね。
上腕式というのは、お医者さんで血圧を測ってもらう時、必ず二の腕にカフ(腕帯)を回されますでしょ。
まさにあのやり方です。
市販のものは電動でカフに空気を送り込みますが、昔は手りゅう弾サイズのポンプみたいなものをシュッシュッと押してカフに空気を送ってたもんです。
(今でもそのやり方でやってるところもまだまだあります)
そして上腕式の場合、さらに2種類に分けられます。
病院なんかにいくとよく見かけるのが、下の画像のように腕ごと穴の中にスポッと入れるだけで計測可能な『腕を差し込む』タイプ。
もう一つはこちら↓のように自分でカフを腕に巻いて測定する『カフを巻く』タイプ。
価格帯は『腕を差し込む』タイプの方が高めです。
そして使い勝手の手軽さも断然『腕を差し込む』タイプが上です。
朝起きたら、ちょいと腕を差し込むだけでいいんですから。
ただしサイズが大きめなためスペースを取るのがデメリットでもありますね。
一方の『カフを巻く』タイプはいちいち腕にカフ(腕帯)を巻く手間が生じます。
でもお手頃価格でサイズもコンパクトです。
私は面倒くさがりなんで『腕を差し込む』タイプの血圧計に的を絞ってみました。
そしてとある機種に目をつけ、なにげに製品レビューを見ていた時のことです。
それは購入前に必ずチェックすべき重要ポイントを教えてくれたレビューコメントでした。
「母の日プレゼントに買ってあげた血圧計でしたが、まさかの母の腕が入らず。購入時は腕周りをチェックした方がいいですよ」
なんと、そんな落とし穴があったとは。
これは要チェック項目ですよ。
そう、私もちょっとメタボ気味なんで
慌ててメジャーを探して二の腕の力こぶ周りを測ってみましたよ。
そしたら…およそ34cm。
購入予定だった製品のスペックをチェックしたら…「腕周りは33cmまで」だって。
えー?!
慌てて他の機種もチェックしてみたらほとんどの機種で腕周りの最大値は32cmか33cmなんですね。
いやそうはいうものの、こういったサイズには必ず「アソビ」があるはず。
それを確かめるべくその足ですぐに近所のヤマダ電機に飛び込みました。
もちろん腕が入るかどうかの確認です。
メーカーの営業力が強いのかそれとも他メーカーの需要がないのか知りませんが、展示品は9割がオムロン製品です。
うまいぐあいに同じ機種が展示してあったので薄手の下着越しに手を通してみたら…。
ぴっちり。
続いて素肌で試してみたら、スムーズには入ったもののやっぱりアソビはほとんどなし。
『腕を差し込む』タイプは欲しいものの、このぴっちり感がどうも、ね。
というのもはたしてこのぴっちりの巻き具合でも正常に計測してくれるんだろうか?という不安ばかりが先だってしまいまして。
実際、正常動作範囲内よりも1cmオーバーしてるわけですから。
でもね、そんな疑問はある理由で簡単にぶっ飛んじゃいました。
よくよく調べてみたら「テルモ」も「オムロン」も現在販売中の『腕を差し込む』タイプは、ほとんどが数年前に生産されたモデルばかりだったんです。
以降、最新型は全くといっていいほど発売されてないんです。
(需要がないのか、価格に見合わないのか)
これは「精度の向上」という意味では私の中でかなりのマイナスポイントでした。
実際のところネットを調べても、最近のモデルは『カフを巻く』タイプが圧倒的に多いんですよね。
こういった経緯もあって、最終的には『カフを巻く』タイプに絞られることになったのです。
カフを巻くのがちょっと面倒ですが、価格もお手頃で、ある意味、最初の血圧計の入門機としてはこっちの方がいいようにも思えてきます。
最終選択
血圧計の機能としては血圧記録が残せるメモリー付。
それだけあれば充分です。
それ以上の、例えばPCやiPhone(スマホ)に記録を残せるなどの付加価値は要りません。
正確ならそれでよし。
問題は腕周りです。
メタボ気味の方は必ずチェックすべき、重要だけど見落としがちなポイントですよ。
買ったはいいけど腕に入んないなんてことになったら泣きを見ますからねぇ。
ただ悲しいかな、『カフを巻く』タイプの血圧計もほとんどが「~33cm」なんですわ。
中には別売りで「34cm~」用のカフを用意してる機種もありますけど、さらなる出費は単純にムカつきます。
そんな中、私の希望に沿った機種がコチラ↓の「OMRON HEM-7132」という製品です。
腕周りは余裕の~36cm。
これ、使ってみてわかったんですが、『カフを巻く』タイプは『腕を差し込む』タイプに較べてアソビがかなりあります。
なので実際には「~33cm」までのものを購入してもおそらく問題はなかったと思われます。
(『腕を差し込む』タイプは腕周りサイズに注意が必要です)
想定外だったのが、すでにカフが腕の形になっていてそのまま腕の上からパカッとハメてマジックテープで留めるだけの簡単構造だったこと。
(形状記憶合金みたいな感じ)
これ、結構いいですよ。
さてさて、肝心の血圧はどんなもんでしょうね。
別記事で公開しちゃいます。
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